創業18年を迎えるにあたり…

私は、私の母親の実家が小さな理容室をやっていて、子どもの頃はひと月に一度は帰省し、おじいちゃんに散髪してもらうのが楽しみでした。 いつの頃からか私は理容師という職業に憧れを持ち、おじいちゃんおばあちゃんのように「小さくてもいいから自分のお店を持って、たくさんの人を喜ばすことが出来たらなんと素敵なことだろう・・」と思うようになり、高校を卒業後18歳で理容師を志し、大阪で住み込みの修行を開始しました。 そして紆余曲折ありましたが、色々な人に助けられ、大阪で5年間、地元奈良で5年間の合計10年間の修業期間を経て、28歳の時　2000年3月11日桜井市阿部の地にカットウエルズを創業オープンすることが出来ました。

「美容を通して一人でも多くのお客様に喜びと感動を与えたい！」

これが創業の精神です。

第２の家族のように…

ウエルズを創業するに当たっては、「自分がなぜこの仕事を辞めずに続けてこられたのか？」を改めて深く考えました。
そして行きついたのは「大家族主義」という言葉でした。
修業中は住み込みでもあり、厳しく大変なことも多かったですが、苦しかった時にまるで自分の家族のように、先生やおかみさん、先輩、お客様など、いつも周りの人が寄り添ってくれ、励ましてくれました。おかげで何度も辞めたいと思いましたが、諦めることなく続けることが出来ました。

自分がこれから作るお店でも、第2の家族のように1人ひとりを信じて、見つめ、思いやりを持ち「自分自身を諦めない環境」を創る事が出来れば、たくさんの美容師を育てる事もできると考えました。 しかしオープン当初は、スタッフとの人間関係で悩み、苦しみました。結果たくさんの人が離職していく事もありましたが、そんな中で改めて「人」の大切さを身にしみて感じたし、自分の未熟さを知り、自分自身を成長させる事が唯一の道である事を知りました。

創業18年を迎えるにあたり…

また創業当初は右も左もわからない経営で、常に資金繰りで苦労しました。当時、信用のない私に銀行がお金を貸してくれるはずもなく、月末になると貯金通帳を眺めながら、「なんとか今月もお給料が支払えた・・・」と安堵の胸をなでおろした事を思い出します。また専務には、出産するまで病院の看護師パートとして家計を支えてもらいました。そういう支えのおかげで、今のウエルズはあると実感しています。

今振り返ると、「相手のために何ができるのか？　もっとたくさんにお客様に喜んで頂きたい！　そのためにもっと成長したい！」そんな欲求だけで突っ走ってきた18年間のように思います・・・・・。

我社の経営は一人ひとりを大切にする「大家族主義経営」です。 一人ひとりの成長を見守り大切にする！そして50年100年と続く会社にするため、もっともっとたくさんの方々から喜んで頂き、必要とされる誇れる会社を創っていくことをここに誓います。

代表 浦崎 健治